玄関ポーチや室内カウンターの「石の欠け」「シミ」「くすみ」、交換の前に直せるか確認しましたか?
白河リペアナビは、交換に踏み切る前に“直せる可能性”を見極め、樹脂充填・段階研磨・艶域合わせ・吸い出し法(ポウルト法)などを組み合わせて、日常距離で自然に見える仕上がりを目指します。
本記事では御影石(花崗岩)と大理石(石灰岩)を分けて、白河ローカル(凍結・融雪剤・寒暖差)の条件を踏まえた現実的な到達ラインを解説します。
- 御影石と大理石は性質が違う(酸・硬度・吸水率)ので、対処も変える。
- 欠けは樹脂充填+成形+艶合わせで「触っても分かりにくい」を狙う。
- シミは原因別に吸い出し/中和/研磨を選ぶ(悪化させない判断軸)。
- 白河ローカルでは凍結・融雪剤対策とコートの選定が仕上がり維持に直結。
- 費用・時間・撮影のコツをテンプレ化、依頼から施工までスムーズに。
御影石(花崗岩)と大理石(石灰岩)の違い
- 御影石:硬く耐久性が高い。吸水率は品種差が大きい。酸に比較的強いが、鉄分や汚れが入り込むと
錆・黒ずみが点在することも。 - 大理石:酸に弱い(エッチングで白ボケしやすい)。艶は出しやすいが、酸性洗剤やレモン汁で
輪ジミになりやすい。室内カウンターでの相談が多い。
この差が、シミの取り方・研磨の粒度・艶合わせに直結します。まずは素材判定が最重要です。
症状別|欠け・シミ・くすみの見立て
- 欠け(チッピング):角・面取り・端部で発生。指の引っかかりが日常ストレスに直結。
→ 樹脂充填→成形→調色→艶合わせで、触感と見た目を整える。 - シミ:油染み、水垢、鉄サビ、カビ、コーヒー・ワイン、輪染み。
→ 原因別に吸い出し法(ポウルト)/中和・漂白/段階研磨を選ぶ。
- くすみ・白ボケ:大理石の酸エッチング、御影石の微細傷・風化。
→ 粒度管理で研磨→艶域合わせ。屋外は防滑とのバランスも考える。
白河ローカル特有のリスク:凍結・融雪剤・寒暖差
冬季の凍結膨張は微細クラックを進め、春先の解凍でシミが出やすくなります。さらに駐車場・アプローチでは融雪剤(塩類)が白華や変色の一因に。屋外石材は、吸水・乾燥の繰り返しで風合いが早く変わります。
- 玄関ポーチ:凍結→微小欠け→洗浄で粒が抜けるループを断つ。
- アプローチ:融雪剤の散布後は真水での洗い流しを早める。
- 室内カウンター:酸・油・熱・水分の局所負荷を避ける(鍋敷き・コースター)。
欠けを目立たなくする:樹脂充填→成形→艶合わせ
- 下地整備:欠損内の汚れ・脆弱部を除去し、清潔乾燥に。
- プライミング:密着性向上。吸水の強い石は前処理を調整。
- 樹脂充填:近似色のフィラー・樹脂を配合(御影石は粒感、大理石はベース色重視)。
- 成形:角R・面取り角度を触感重視で再現。引っかかりを無くす。
- 艶域合わせ:周辺のマット〜グロスに寄せ、斜光でハイライト割れを確認。
屋外面は紫外線・雨水の影響が大きいため、必要に応じて保護層を選定します。
シミの対処:原因別の「正解」を選ぶ
ポウルト(吸い出し)→残存は段階研磨→艶合わせ。熱をかけて押し込むのはNG。
サビ抜き剤→中和→洗浄→必要に応じ研磨。長時間放置は色飛び・白ボケの原因に。
中和→段階研磨→艶調整。酸性洗剤・レモン・酢の輪ジミは磨きが基本解。
水分管理→適切な洗浄→場合により軽研磨。屋外は根気よくメンテが鍵。
施工の流れ(標準フロー)
- 状況確認:素材(御影石/大理石)、面の位置(屋外/屋内)、症状の種類と範囲、艶。
- クリーニング・脱脂:吸水・密着を阻害する汚れを除去。
- 欠けの補修:充填→成形→艶合わせ。角・段差・端部は触感を優先。
- シミ対策:吸い出し・中和・段階研磨を症状別に選択。
- 仕上げ:周辺に合わせて艶域を整え、斜光・日常距離で確認。
- 保護・メンテ提案:屋外は防汚・防水の扱い、屋内は清掃とコースター・耐熱の運用提案。
「見え方」を決めるのは光源・角度・距離
石材は結晶粒・化石・木目風模様など柄要素が強く、光の当たり方で補修部の見え方が変わります。
近接・斜光では境界が読めても、日常距離では自然に馴染む――これを現実的な到達ラインに設定し、事前に共有します。
費用の目安(白河エリア)
範囲・素材・屋外/屋内・柄・艶合わせ難度で上下します。材料費・出張費が別途の場合があります。
| 症状・メニュー | 作業時間目安 | 作業工賃(税込) |
|---|---|---|
| 小さな欠け(〜5mm)充填・成形・艶合わせ | 〜3時間 | 22,000〜33,000円 |
| 角欠け(5〜15mm)充填・成形+近似調色 | 半日 | 33,000〜55,000円 |
| 油染み・輪染みの吸い出し(局所) | 〜3時間 | 19,800〜33,000円 |
| 酸エッチング(大理石)段階研磨・艶調整 | 半日〜1日 | 33,000〜66,000円 |
| 玄関ポーチの面修正(点在小欠け一括) | 半日〜1日 | 44,000〜88,000円 |
※屋外の広範囲や凍結・白華が強いケースは別途工程(乾燥・養生・保護層)が必要です。
※法人様(管理会社・ハウスメーカー様)は半日工/1日工での時間工運用も可能です。
見積りを速く正確にする「写真+情報」
・引き:玄関やカウンターの全体/採光の向きが分かる
・中:症状の位置(角・縁・中央)、範囲が識別できる距離
・アップ:欠けの形状・深さ、シミの境界、結晶粒の様子
寸法:欠け=縦×横×深さ目安/シミ=縦×横(円なら直径)
素材:御影石or大理石(不明でも可)。屋外/屋内、凍結・融雪剤の使用有無も一言で。
悪化させないためのNG行為
- 酸性洗剤の多用(大理石):白ボケ・艶引けの原因。中性洗剤を基本に。
- ワイヤーブラシでのゴシゴシ:微細傷→くすみが広がる。
- 油染みへの加熱:奥に押し込み、色相差を固定化。
- 屋外の冬季水洗い直後の放置:凍結による微小欠けを誘発。
仕上がりを長持ちさせるコツ
- 日常清掃:中性洗剤+柔らかい布。水分は拭き上げで輪染み予防。
- 屋外:融雪剤を使った日は真水で洗い流す。排水の逃げを確保。
- 保護:必要に応じて防汚・防水コートを提案(艶の好みに合わせる)。
事例:白河・西白河・東白川
- 白河市:玄関御影石の角欠け(7mm)。充填→成形→艶合わせで、触感の違和感を解消。
- 西白河郡・泉崎村:大理石カウンターの輪染み。中和→段階研磨→艶調整で明るさ回復。
- 東白川郡・棚倉町:屋外ポーチの白華と点在小欠け。洗浄→吸い出し→一括充填→保護で見た目を整えた。
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まとめ|交換の前に「直せるか」をプロが判断します
石材は素材と症状で最適解が変わります。白河リペアナビは、樹脂充填・段階研磨・艶域合わせ・吸い出し法を組み合わせ、日常距離で自然を現実的な到達点に設定。
まずは写真3点(引き・中・アップ)+寸法をお送りください。最短ルートで改善をご提案します。